窓にカーテンは付き物です。外からの強すぎる日光を遮るだけでなく、夜は室内の光景が外から見えないようにプライバシーを守ってくれます。さらに、厚手のカーテンをしておくと断熱効果もあります。こんなにあらゆることに役立ってくれているカーテンを、今回はなんとダンボールで作ってしまうというお話です。
明らかに邪道という感じがするかも知れませんが、実は素材自体には高い断熱効果があります。さらに紙なので遮光効果もありますので、カーテンが必要としている性能は全て備えているのです。
後は作り方ですが、これも意外に簡単です。まず、考え方から説明しましょう。
横幅が10cm前後、タテは窓の高さと同じ大きさに切ったボール紙を、窓の幅がある分だけヨコに並べてつなげていきます。後は、それを窓の上にあるカーテンレールに接続するだけです。
これで、なんとダンボール素材のアコーディオンカーテンの出来上がりです。紙なので遮光率を100%にすることもできますが、それだと部屋が暗くなってしまうので、ところどころに穴を開けるというのも面白いと思います。日差しが強い日は、その穴の模様が床にお目見えするので、インテリアとしても最高です。
当然ですが、雨と風には弱いので、悪しからずご了承下さい。
ダンボールのカーテン?
時計だって作れます
ダンボールで時計を作る―。これを聞いただけで、何となく出来上がったものが想像できたという方は、もしかすると学生時代に工作などで作ったことがある方かも知れません。それほど工作の中ではメジャーな存在なのです。
まさか時計の機械部分を紙で作ることはできませんので、時計の機械部分だけは別途用意します。自分だけのオリジナル時計を作りたいという人のために、機械部分と時計の針だけで売っているものがありますので、それを使うのがベストです。
後は、うまく工作をして文字盤を作り、裏側に機械部分を取り付けて紙に穴を開け、そこから出ている機械部分と時計の針を接続するだけです。
これで、ダンボール時計の出来上がりです。
注意したいのは、裏側の機械部分と表に出ている文字盤と向きをちゃんと揃えておかないと、裏側の時計部分が本来指し示したい時刻が文字盤に反映されないということになってしまいますので、工作の時に取り付けの向きやズレに注意しましょう。
実際に作ってみると分かりますが、これはとても風合いがあって、どことなくレトロな温かみがあります。文字盤のデザインが飽きてくれば、別の文字盤を作ってイメージチェンジも思い通りにアレンジして楽しむこともできます。
照明器具を作ろう
照明器具というのは現代文明では欠かせないものです。夜に明かりがあるからこそ、人間の活動時間が延びて今のような文明を築いたと言われています。そんな文明の利器も、ダンボールを活用して製作することができます。
まず、照明器具といってもどんなものを作るかということを決めておかなくてはなりません。天井から吊るす室内灯を作るのか、はたまた電気スタンドのようなものを作るのか。ここでは後者が現実的だと思います。
実は、すでに電気スタンドを作るためのキットというのが東急ハンズなどで売られています。紙製の電気スタンドということで、どちらかというと古紙再生のリサイクル商品という意味合いが強いようです。
あまり注目はされませんが、そもそもダンボールというのはリサイクル原料を中心に製造されています。また、使用済みのものもリサイクル率が高く、環境面では優等生的な存在なのです。
電気スタンドというのは土台になる部分と支柱、そして傘があればすぐにつくることができます。こうした部分が紙製であっても発熱することがあまりないので危険は少なく、むしろ紙の断熱効果があるお蔭で安全性が高いかも知れません。
かくしてできた電気スタンドはなかなかオシャレで、ロフト感といいますか、素材がそのまま見えているという風合いを楽しむことができます。
コースターを作ろう
コースターというのは、飲食店に行った時に飲み物の下に敷いてある、アレです。冷たい飲み物が入っているグラスの周りにはびっしりと水滴がつきます。これが多くなってくると下に垂れてくるので、それがテーブルの上に流れてしまうのを防ぐのがコースターです。
今回は、これをダンボールで作ってしまおうというお話です。
ここで、多くの方は同じことを思われると思います。「紙製のコースターに水滴がしみこんだら、すぐにフニャフニャになってしまうのでは?」という疑問です。
これについて、よく考えてみたら使い捨てのコースターは紙製です。紙製なのでグラスの水滴をしっかりと吸い込んでくれますし、携帯電話が普及する前は女性から電話番号を聞き出した時のメモ紙代わりに使われてきたものです。
しかし、これは吸水性に優れていて丈夫に作られている紙が材質になっているので、同じことをボール紙ができるとは考えにくいところです。
実際に売られているボール紙製のコースターを見ると、なんと素材を輪切りにして、それをびっしりとつなげた形をしています。波線が見える断面をたくさんつなげて正方形にすると、上からの重量に対する強度は飛躍的に向上します。さらに水分は隙間に吸着されて、すぐに蒸発するようになっているので、水濡れの問題も解消されています。
ダンボール芸人、もう中学生のスゴさ
もう中学生を芸人として評価するかどうかというのは、お笑いが好きな人に任せるとして、ここではもう中学生が製作しているダンボールアートのスゴさに触れてみたいと思います。
彼はかなり人見知りがひどいらしく(なんとなく想像つきますね)、アルバイトをするにしても週に2日までしかできなかったそうで、残りの5日間は暇なのでダンボールアートに熱中していたそうです。理由はキャンバスとなる箱を家電販売店から無料で手に入るから。「文化祭で使う」と言ってもらってきていたそうです。
彼はそこにメルヘンチックな絵を描き、その世界観を存分に発揮しました。まるで絵本に出てくるような絵を描き、その大道具の前で一人コントを展開していくという芸風は、完全にオリジナルです。
絵が上手な人はたくさんいます。しかし、もう中学生は絵を描くだけでなく、その絵の前で自分が演者となることで、さらにその絵を完成させます。
もう中学生自身が独特の服装をしている理由は、彼が描く大道具の世界の中にうまく溶け込むことができるようにするためだそうです。
2009年には東京でダンボールアートの個展を開催したり、テレビ番組の企画で二階建ての家を建てようとするなど、今後も精力的な活動が期待されます。
ダンボール芸人、もう中学生の世界
ダンボールを使うことで有名になった人というのは色々といます。もちろんメーカーの社長や技術者などもそうなのですが、ここではお笑い芸人という分野で有名になった人にスポットを当ててみたいと思います。
その人は、もう中学生。かなり変わった芸風の人なので、本人も言っていますが存在自体が賛否両論あるような人物です。
もう中学生の芸というのは、あらかじめ自分で作ってきた大きなスクリーン(?)のようなものの前で一人芝居をするというものです。芝居の内容はかなりシュールなので爆笑するという類のものではありませんが、特筆すべきは彼が自分で製作して用意してきた大道具の美しさです。
ちょっと変わった人だけあって、その美術的センスは抜群です。鮮やかな色をつけた大道具を自分ひとりで製作し、その大道具の前で芝居をするのですから完全に自分だけの世界です。
ほとんどは風景や建物、動物などの絵が描かれているのですが、その色の鮮やかさは芸術の域に達しています。しかも、強度から考えるとAフルートの素材に描いているものと思われます。インク乗りの悪いAフルートにあんなにキレイな絵が描けるというのは、ダンボールアートをしている人にとって驚きだったのではないでしょうか。
お菓子の家を作りたい
お菓子の家というと、子供たちが一度は夢見る存在です。大好きなお菓子だけでできている家があったら、その中でいくらでも食べ放題…というわけです。
さすがに本当にお菓子だけで家を建てるとなると、とんでもない量のお菓子が必要になりますし、それ以前に家と呼べるようなものを作る強度は得られないでしょう。
そこで考えられたのが、ダンボールを利用したお菓子の家です。そもそもホームレスの人たちがうまく家を作っているわけですから、人が入れるだけの家を作るのは出来るはずです。あれだけ風雪に耐えられるだけの家を作っているのですから、子供が中に入る程度の家を作ることはそんなに難しくないでしょう。
そうして出来た家に、後はお菓子をどんどんつけていくだけです。さすがにケーキそのものをつけていくと食べられない部分が出てきますし、時間が経つと傷んでしまいます。それを防ぐために、少々味気ないですが、お菓子はパッケージのままつけていきましょう。
子供会などのイベントで実際にこれをやったという場面に立ち会ったことがあるのですが、一人ひとりにお菓子を手渡していくよりもはるかに夢があったのか、子供たちからは大歓声が上がっていました。
CDやDVDの収納はお手の物
音楽や映像ソフトなどが好きな人というのは、たくさんのCDやDVDをお持ちのことだと思います。買って来る時は1枚単位なのでそんなに荷物になるという意識はないのですが、こういうのはすぐにいっぱいになってしまいます。
テレビ台があったとしても、そこに入る量はたかが知れたものなので、すぐにそこに入り切らないCDやDVDがあふれてきてしまいます。買った分だけ捨てるなり売るなりしていけば良いのかも知れませんが、それができないのがコレクターというものです。
そこでオススメしたいのが、ダンボールのハンドメイド家具によるスッキリ収納です。あまり知られていませんが、実はCDやDVDなどと非常に相性がいいのです。
相性が良いとはどういうことか?
それは、一般的な規格で作られている箱のサイズが、CDやDVDを入れるのに適しているという意味です。
CDが入っているケースを並べていくとほとんど隙間無く入れることができますし、DVDの少し縦長のケースも隙間なく入れることが出来るようになっています。
ダンボール箱の上蓋を開けて、それを開ききってガムテープで止めます。その状態の箱同士を接着して横に倒し、それを壁沿いなどに立ててみると、かなりたくさんのCDやDVDを整理できる棚の出来上がりです。
デザインしたらダンボールの椅子が出てくる最新技術
CADというコンピューターシステムをご存知でしょうか。コンピューターの中で図面を作成するための仕組みなのですが、高性能化が進んでいて3Dシミュレーションのようなこともお手の物です。
例えば、椅子のデザインをするとしたら側面図や上から見た図などを作成します。するとその椅子が画面の中で立体的に“製造”され、まるでそこにあるかのようなイメージ画像を見ることができます。
ここまではCADの仕事ですが、ここから先がスゴイんです。
先日テレビを見ていると、現在開発中の最新技術を紹介する番組になりまして、そこでは今のようなCADのシステムが紹介されていました。それだけだと珍しくもないんですが、なんとそのシステムはシステム内で作成した図面から本物の椅子を作るためのキットが自動的に断裁されて出てくるのです。
番組を見ていると、ダンボールの素材を入れたところにレーザーカッターで次々と断裁が進んでいき、そこで出てきた部品を全部組み立てると、本物の椅子になっていました。
イメージをそのまま本物にするという技術は他にもありますが、この椅子を作る技術というのは目を見張るものがありました。
実際に椅子になったのがダンボールという点、それを可能にした功績も見逃せませんね。
テーブルと椅子のセット その2 椅子を作ろう
椅子というのは、実にユニークな家具です。なぜそう思うのかと言いますと、あれほど色々な形やデザインの家具は他に見当たらないからです。
標準的な椅子に混じって、デザイナー家具のようなものになると、たいてい変な形をしているのは椅子です。椅子というのは人間が快適に座れれば良いわけですから、それさえ出来ていればどんな形をしていてもいいのです。
それならばダンボールで楽しい椅子を作ることが出来るのでは?
そう思って色々と調べてみると、テーブルよりも椅子のほうが製作キットがたくさんあることが分かりました。中にはテーブルとセットになっているものもありますが、それらが全てダンボールでできているというのは驚きです。やはり素材としては非常に丈夫なんですね。
背もたれさえあきらめるのであれば、ゴミとして捨てられている箱から作ることもそれほど難しくありません。素材を丸めて足となる部分を作り、それを同じ長さに揃える。そして、その上に何重にも素材を重ねたものを乗せて接着。これで腰掛け程度の椅子であれば充分事足ります。紙製だと思ってあなどるなかれ、意外に丈夫なので、座ってみるとビックリしますよ。人が座れなくなったらぬいぐるみを座らせてあげてください。
